【S14使用構築】幾千空想物語

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陽気エアームド - H52A4B4D196S252 / 臆病アーゴヨン - CS特化端数D

呑気カビゴン - HB特化端数D / 慎重ランドロス - H244D236S28

意地ミミッキュ - AS特化端数H / 意地 or 陽気ウーラオス - AS特化端数B

*ウーラオスは水 ⇔ 悪を入れ替えて使用していました

*球 = 命の球,DM = ダイマックス

 

実数値 / 調整意図一覧

 

f:id:deltapeachboy:20200627011006p:plainエアームド

147(52)-101(4)-161(4)-x-115(196)-134(252)

 

HB - A200ウーラオスの「暗黒強打」+ 「ブレバ反動ダメ」耐え

HD - C172ポリゴン2の「+1DM吹雪 + 霰ダメ」ほぼ耐え

A - 端数

S - 遅いミミサンダー抜き,素早さと火力から型を割り出す

 

初手DMポリ2や両ウーラオスに安定した仕事が出来る調整です。ゴツメの先入観により「水流連打」を撃たれることがありません。エースバーン対面でも「襷 + 砕ける鎧」があるのが強みです (一回も巨大火球撃たれませんでした)

 

f:id:deltapeachboy:20201218100238p:plainアーゴヨン

150(12)-x-93-177(236)-94(4)-190(252)

 

C - なるべく高く

S - 最速エースバーン抜き

B < D - DL対策

 

f:id:deltapeachboy:20200202014935p:plainカビゴン

267(252)-130-128(252)-x-131(4)-31

 

HB - A168エースバーンの「+1球巨大火球」耐え (14/16),A211ヒヒダルマの「馬鹿力」耐え

D - 端数

S - 欠伸の撃ち合い → 同時交代考慮で最遅

 

f:id:deltapeachboy:20201115025521p:plainランドロス

195(244)-165-110-x-143(236)-115(28)

 

HD - なるべく高く,レジエレキ (サンダー,ボルトロス) を受けたい

S - 最速ウツロイド,準速エースバーン抜き (+1),無振りミミッキュ抜かれ

 

f:id:deltapeachboy:20200202014748p:plainミミッキュ

131(4)-156(252)-100-x-125-148(252)

 

A - なるべく高く,受け崩しをしたい

S - ミラー意識

H - 端数

 

f:id:deltapeachboy:20200924061954p:plainウーラオス

175-182(252)-121(4)-x-80-163(252)

 

A - なるべく高く,「DM雷パンチ」で無振りレヒレが乱数

S - 最速ミミッキュ抜き

B - 端数

 

*陽気の数値を記載

 

 

成績

 

使用TN: デルタ

◇最終1263位 / 1858

 

環境に刺さっているアーゴヨンを軸とし、ステロ撒きにエアームド、欠伸展開役としてカビゴンを選択しました。

最終日前日からの運用にはなりましたが、久しぶりに楽しいポケモンが出来たと思います。

 

コンセプト

 

・環境メタ

・球襷残飯 + スカーフ@2

・軸が不利を取るポケモンへの回答

・奇襲性、太い勝ち筋 (対策が無い構築をボコれる)

・無効タイプ持ち全種を採用する,ウーラオスのタイプを特定させない,持ち物の認識をズラす

グライオンミミロップオノノクスを採用したくなる構築

 

環境メタ

生放送のアーカイブから環境を分析した所、サンダー、ミミラオスポリ2、エスバレヒレカイリューといったポケモンが多く、特にサンダーの数がずば抜けていることが判明しました。そこで、サンダーメタを基本選出に組み込み、勝率の向上を狙う形を取りました。

サンダーの弱点を突くルートでは命中率の観点からマンムーウツロイドなどを採用せざるを得ませんが、それらではエスバ対面や裏ナットレイなどを考慮した場合、安定性に欠けてしまいます。また、タイプ受けのヒトムやパッチラゴンも命中率に問題を抱えていました。

そこで、暴風こそ等倍ですが、サンダーのDMを誘発しやすく、ミミッキュにもそこまで不利を取らないアーゴヨンに注目しました。高速アタッカーなため能動的、かつレヒレに対しても弱点を突ける点を高く評価しました。

 

球襷残飯 + スカーフ@2

球はDMと相性が良い、襷スカーフは行動保証を持たせられる、残飯は最強技の「身代わり」と相性が良く、ヘドロと違い汎用性が高いという理由で評価しています。@2は自由枠。このような並びを前提に構築を組んでいきました。

アーゴヨンを球枠に組み込み、水ラオスミミッキュに最低限不利を取らず、アゴの地面弱点を打ち消せるエアームドと、霊と氷の一貫を消せる上に「欠伸 + ステロ」の戦術が可能になるカビゴンをそれぞれ襷と残飯枠に当てはめました。カバルドンラグラージ展開、受けサイクルにも挑発で不利を取らず、見た目だけですが、ドラパルトの一貫も切れているのが特徴です。

カビゴンの「アイアンローラー」は欠伸と相性が良く、レヒレやダイサンダー (ラプラス)、ダイフェアリー (ミミッキュ) で欠伸対策を行う多くのポケモンを狩ることが出来ました。DMに合わせられれば爆発的なアドバンテージを得ることが出来ます。

カビの型が豊富で、ラム持ちをカバ等と比べると誘いにくい点、ラム持ちとレヒレは共存しない点などから非常にマッチした技だと考えています。使用頻度はそこまで高くありませんでしたが、この枠はミミッキュへの打点になれば良いため、問題ありませんでした。また、「欠伸 + 守る」で蜻蛉ボルチェンによる欠伸ループ抜けを許さない点などから、初見殺し性能がかなり高く、勝利にかなり貢献してくれたと思います。

 

軸が不利を取るポケモンへの回答

軸ではアーゴヨンが止まってしまうヒードランバンギラス、高耐久のハピラキブリザポス、高火力のレジエレキ (フェローチェポリゴンZ) などが重かったため、回答を考える必要性がありました。

初期案としてブリザポスに強い水ウーラオス、レジエレキに強く電気の一貫を切れて、サンダーを呼びにくくならないランドロス、速い初手挑発レヒレや竜舞ドラパルトを抑制しつつ、綺麗に一貫を切れて、ステロと合わせて受けを破壊出来るミミッキュを採用しました。

「ノーマル + 霊」はダイナックルを躊躇させれる点で非常に優秀でした。ランドロスの「空を飛ぶ」はウーラオスに勝てる駒と認識しつつ動けるため優先度が高いと考えています (そもそも他に入れる技がない)

*結果としてはブリザポスの母数が少ない、かつ呼びにくいため、最終日見かけたランクルスやパッチルドンに強い悪ラオスに変更,化身ボルトロスは重いがムドーでなんとか,アタッカーカバはきつい

 

反省点

 

カビゴンが遅く、被弾しすぎる,「欠伸 → アゴ引き悪巧み」の動きが運任せ

・命中率95%の「岩石封じ」に運命を委ねる必要がある

・構築を練るのが遅かった (とはいえ大体の骨組みは出来ているため、この結果が適正)

 

後語り

 

最終一位を目指してやってきた2018~2020年とは一転し、なんかもうどうでもよくなってきました。

コツコツ努力して気長に階段を上っていければなと思います。何も考えずにやっても上手くなる訳はありませんが、最低限「継続」という行為は続けていければなと。やっぱり結果を出している方を見ると悔しいなと思うので… 欲しいのは強さなんや… 記事のタイトルは久しぶりに悩みました。

ポケモンは並びゲーですね。大体の軸に脳死で投げれる3体を組めばいちいち頭使わなくて済みますし、大抵勝てる気がします (S11もそうでしたし)

データがあると選択肢が可視化出来るのか、構築が組みやすい人間なので、1ヶ月に2記事くらい良い感じのアイデアが詰まったデータ集を生み出して行きたいです。

バイちゃ