2023-11-22 駄作 その他_読み物 気配がした。 寝静まった薄暗い住宅街。 街灯からは電子音が絶え間なく聞こえ、その不規則な点滅は不気味さをより一層演出していた。 歩き始めて、どれくらい経っていたのだろうか。 とっくに住居に着いているはずだったのに、広がっていたのは同じ景色、同じ色、同じ匂い、同じ時間。 振り返ると、それらは其処に居た。 その瞬間、突如として、激しい動悸が襲った。 死地を想起させるその痛みを抱えたまま、それらはお互いを凝視していた。 「バイバイ」 意識は遠のき、それらは___から姿を消した。